青空日記

日々の中で経験したこと、楽しかった事など徒然なるままに綴ります。

10/28 マリーアントワネット マチネ観劇

天候に恵まれた10/28。
帝劇でミュージカル マリーアントワネットの観劇へ行ってきました。

当日のキャストはこんなかんじ。

A席、8,500円。
2階の真ん中近くの席でした。ステージは遠く、
一部客席に出ているステージにキャストさんが行かれると全く見えませんが、今回の公演では
そのステージに行く演出は一度のみだったので問題ないです。
※この日はコープとリビング新聞社の貸切公演でした。
カードやその他の貸切公演は人気キャストの日でも一般発売よりはチケット取りやすいですし、貸切公演だと公演後の挨拶があることが多いので、よく貸切公演のチケットをとります。
今回も公演後挨拶があり、花總さんとソニンさんの掛け合いが最高に可愛いくて尊かったです。

☆キャスト
マリーアントワネット→花總 まりさん
安定の花總さん!
フェルセンに恋する可憐な少女のマリー、オルレアン公に激怒する誇り高い王妃のマリー、そして可愛い娘と息子の母であるマリー。場面で役割が違うマリーを見事に演じ、歌い分けていました。凄い嵌まり役なんだと思いました。
楽曲としては、『あなたを愛したことだけが』がフェルセンへの愛を切なく、誇り高く歌い上げていて素敵でした。

マルグリッド・アルノーソニンさん
初めて見たソニンさん。これまでも動画とかで見ていて、姫役というよりは庶民役派、穏やかしっとりというよりは激しく歌いあげる派だと思っていました。役も怒りや憎しみを原動力にした強い自己を持っている役が多いですよね。
今回も役の持つ怒りを現す演技と歌が良かったです。

フェルセン伯爵→古川雄大さん
初めて、と思っていたら実はレディベスを見に行ったときにフェリペ役で拝見していたようです。マリーを愛し、民衆からの怒りへの認識が薄いことを心配し、監禁されれば危ない橋を渡ってでも助ける誠実で若い青年感がとても良く似合っていました。特に『私たちは泣かない』の自由な若い日や幸せがもう帰らないとき、という歌詞にぐっときました。

オルレアン公→吉原光夫さん
存在感が素晴らしかった。主役たちも大事だけど、脇で存在感がある役も大事だと思えました。高音部分も綺麗に出てた。

☆気になったところ
マリーアントワネット
→フェルセンに諭されるほど無知なマリー(フェルセン『遠い稲妻』)から夫のルイにオルレアン公は蛇!と政治的忠告をするマリー(マリー『蛇を殺して』)囚われの身で子供たちに子守唄を歌うマリー、裁判にかけられるマリーとかなり場面ごとに性格?心情?が変わってくるマリーですが、何故そう変わったのか?読み取れる部分が少なく説明がほしい!と思いました。

マルグリッド
→マリーは首飾り事件を発端に立場がどんどん悪くなっていくのですが、ロアン大司教を騙して首飾りを受け取ったのはマルグリッドだったわけです。革命の過程で革命派は正義を主張するけれど、オルレアン公だって嘘の新聞を出させたし、マルグリッドは首飾りを受け取っている。しかも、マルグリッドはオルレアン公の嘘を告発しながらも自分が首飾りを受け取ったことは隠しているのですよね。正義ってなんなんだろう、とすごく考えてしまった。
エンディングの曲、『どうして世界は』が答えなのかなと。
わたしとしては、マルグリッドに首飾りのこととかもっと悩んで欲しかったです。
※ネタバレですけど、マルグリッドがオルレアン公が新聞を出す時の給金についてエベール?と交わした覚書を取り合うシーンがあったのがこの流れの伏線になっていたとは思わず、見事な伏線回収でした!

☆まとめ
マリーアントワネットの息子の悲惨な未来を知っているので、割と後半号泣してしまいました。ミュージカルで号泣するの初めててでびっくり、、。
古川フェルセンがもう一度みたい!と思わせる誠実な男前さで感動。
違う役で見るの大事ですね。
新演のDVDは発売が決まっていますが、是非CDも出してほしいです!!新曲もあるし!

マルグリッドのダブルキャスト

マリーとフェルセン。

劇場内で展示されていたキャスト勢揃いのもの。

帝劇、リニューアル?後初観劇でした〜
トイレの空きが画面で分かるように。東京駅みたい。ただ、混雑時は空いているの表示でそのトイレに向かっても、着いた時には先に人が入っていたりして、トイレ案内のお姉さんはまだまだ必要、という感じです。
また、絨毯がふかふかになって、一階の真ん中にあった売店がなくなりました。
売店のメニューも一部改訂したようで
赤とんぼのサンドイッチセット無くなったかも知れません。好きなのでショックです。

次はラブ ネバーダイ見に行きたい〜